大王製紙前会長の井川意高(もとたか)容疑者(47)による巨額借り入れ事件で、前会長が9月、子会社に「取締役会の決議は必要はない」と告げ、借り入れ要求に応じるよう強く迫っていたことが同社関係者への取材で分かった。東京地検特捜部もこうしたやり取りを把握し、会社法違反(特別背任)容疑を裏付けるやり取りとみている模様だ。
前会長は昨年5月~今年9月、計26回にわたって自身が代表取締役会長を兼務する子会社7社から無担保で計106億8000万円を借り入れた。
同社関係者によると、前会長は借り入れ問題が発覚する直前の9月上旬、子会社4社に電話で自分の口座への入金を指示。わずか1週間で計10億5000万円を借りた。その際、複数の子会社に「今日中に振り込んでくれ。1週間で返済する。取締役会の決議は必要ないから」などと要求していた。
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東京地裁は24日、前会長について来月3日までの10日間の勾留を決めた。
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